スーツの着こなし術
スーツの襟(ラペル)・ポケットもおしゃれにきめる!ピークドラペルの魅力を紹介

スーツが与える印象とは?
突然ですが、カジュアルな服装でも、“襟やポケット”のデザインが違うだけでお洒落さが変わりますよね?ビジネスシーンや、パーティーで着用するスーツも、ちょっとしたこだわりを追加するだけで、全体の印象が変わります。より自分好みの1着を見つけるために、是非、参考にしてみてください。そこで今回は、スーツの顔とも言える「フロントデザイン」の中から、“襟(ラペル)”と“ポケット”の種類についてご紹介していきます。

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-
1. スーツの「ラペル」とは
2. フロントデザインを変化させるだけで印象が変わるジャケット
~襟(ラペル)の3つの種類でみる違い~
3. スーツの「ポケット」の5つの種類でみる違い
4. シーン別のスーツ(ジャケット)スタイルのオススメ!
スーツの「ラペル」とは
まずはじめに“ラペル”とは、スーツのジャケットの下襟部分の事を言います。ラペルの形はもちろん、幅や角度が変わることでスーツの印象が変わり、着用シーンに合わせて選ぶ時には覚えておくと良いでしょう。さらに、ラペルはシャツやネクタイとの合わせ方でも違いが生まれます。では、実際にどのようなデザインがあるのか見ていきましょう。
フロントデザインを変化させるだけで印象が変わるジャケット
~襟(ラペル)の3つの種類でみる違い~
ラペルとは、下襟のことです。ラペルは顔付近にあり相手の視線が集まりやすく見た目の印象を左右するため、ジャケットディテールの中でも特に重要なパーツです。
【1】スーツの定番『ノッチドラぺル』
ノッチは「V字型の刻み」という意味。ゴージライン(上襟と下襟の縫い合わせ)がまっすぐで襟部分の刻みがひし型になっています。あらゆるシーンに対応できるので、シングルスーツの定番スタイルとしてオススメです。

【2】ドレッシーな『ピークドラぺル』
ピークドとは「先のとがった」という意味。下襟の先が鋭角で先が上に向いている形を指します。フォーマルスーツやダブルスーツによく見られる形状です。ノッチドラぺルに比べて少しドレッシーな雰囲気になります。

【3】程よい華やかさ『セミピークドラベル』
ピークドラベルよりも優しい印象になり、下襟の角度を少しだけ水平にカットした襟になります。ビジネスでもフォーマルでも使用できる万能タイプにデザインです。


※ラペルの幅
スーツ全体のバランスを考える時に重要な「ラペルの幅」。一般的にラペルの幅が狭いタイプにナロー(レギュラー)があり、シャープさのある洗練されたイメージになります。安定感や堂々とした雰囲気が好きな方は、ワイドタイプがオススメです。

一般的には5cm~7cm程度となっているもの多くなります。
スーツの「ポケット」の5つの種類でみる違い
意外と知っているようで知らない『ポケットの種類』について見ていきます。飾りとしてみられがちなポケットですが、理想のスーツスタイルに繋がるワンポイントとして、簡単に取り入れることができます。
【1】最も基本的なデザイン「フラップポケット」
雨やホコリが入るのを防ぐことを目的として付けられている“フラットポケット”。出すべきか出さないべきかとよく考える方も多いようですが、本来のマナーとしては、外に出しておくのが良いでしょう。ビジネス仕様のスーツに、最も多く使われているポケットなので、良く目にする機会の多いポケットと言えます。

【2】視覚的な効果がある「スラントポケット」
スラント=斜めと言う意味の通り、中心から外側にむけて斜めになったポケットに、フラップがデザインされたタイプになります。斜めにすることで、腰回りをスッキリとみせると共に、角度をつけることで、視覚的にシャープな体型にみせてくれます。

※元々の由来は、乗馬の際、前傾姿勢でいても「ポケットから物を取り出しやすく」、また「ポケット中の物を落ちにくく」するために考案されたと言われています。
【3】ブリティッシュスタイルに最適『チェンジポケット』
脇ポケットの上に、もう一つポケットが配された小さなポケットが特徴。「チェンジ」は小銭という意味があり、もともとは小銭などを入れるために付けられたものなのですが、現在の装飾的な意味が強くなっています。


【4】フラップが無い『ノーフラップポケット』
パイピングポケットとも呼ばれ、ポケット口の上下に、共布(ともぎれ)で細くパイピングを施し、フラップを付けていないのが特徴になります。フォーマルスーツに使用されることの多い、少しシャレ感のあるデザインになります。

【5】ジャケットに多い『アウトポケット』
パッチポケットとも呼ばれる、はりつけポケット。主にカジュアルタイプに多く、ジャケット(ブレザー)、最近ではクールビズ用のジャケットに使われることもあります。


その他「フロントデザイン」スーツの名称

【ゴージ】
上襟と下襟の接点にある「襟の縫い合わせ部分」のことになります。このラインの位置の高低や角度で、見栄えが変わる。このラインは、流行に左右されるころが多く、位置の高低や角度が変わったり上下したりと、ジャケット全体の囲気や印象を大きく左右します。

【ショルダー】
主な3つのタイプがあります。 ショルダーの違いは、見た目だけでなく、着心地も大きく変わってきます。
①コンケーブドショルダー
ショルダーラインが緩やかに湾曲し、肩先が盛り上がっているように見えるデザイン。
②ビルドアップショルダー(ロープドショルダー)
肩先が盛り上がってロープが入っているように見える肩のシルエットが特徴。
③ナチュラルショルダー
肩パッドを省略する、もしくは薄いものを使用することで、自然なショルダーラインを演出したもの。着心地が楽なのが利点だ。

写真左:コンケープドショルダー・写真右:ナチュラルショルダー
【フラワーホール】
ボタンホールの名残。19世紀にここに花を挿すことが流行ったことから、この名称になりました。

【ボタン】
スーツのフロントボタンは「2つボタン」「3つボタン」があります。「2つボタン」はVゾーンが深くシャープな印象で、「3つボタン」はクラシカルな印象になります。

【ドロップ】
ウエストの絞り具合のこと。バストとウエストの周囲の差を、2で割ったものになります。この数字が大きいほどシェイプが強いことになります。
【ラペル】&【ポケット】
※今回詳しくはご紹介した部分になります。
シーン別のスーツ(ジャケット)スタイルのオススメ!
◇ビジネスシーン◇
スーツの基本スタイル、グレーのスリーピーススーツで、上品で洗練された雰囲気を表現しました。ビジネスシーンでは、華やかさのある「ピークドラぺル」ではなく、一般的な「ノッチドラペル」で落ち着いた印象に。「スラントポケット」で、見た目をスッキリとまとめました。

ポケットのデザイン:スラントポケット
◇パーティーシーン◇
太目のストライプがインパクト大のダブルスーツスタイル。ラペルの幅を広く「ピークドラペル」で、エレガントでドレッシーな雰囲気に仕上げています。フラップの無い「パイピングポケット」で、艶感のある生地をより滑らかにみせることができます。

ポケットのデザイン:パイピングポケット
◇プライベートシーン◇
カジュアルでラフな印象をつくれる「アウトポケット」デザインで、休日に着用したくなるスマートさのあるジャケパンスタイルになります。

ポケットのデザイン:アウトポケット
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いかがでしたか?

毎日のスーツスタイルに変化をつけて、ビジネスシーンでも好印象にみせれるように意識していきましょう。まずは、どれか一部分からでも良いので、デザインにこだわりを追加してみてはいかがでしょうか?いつも以上にお気に入りのスーツになること間違いなしです!
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