スーツの着こなし術
フォーマルスーツとは~メンズの正しい装いと選び方~

フォーマルな場で着るスーツ
スーツを選ぶ際は、サイズが自分に合っているかというのはもちろんのこと、「どのシーンできるのか?」という部分が重要だと言えます。どの場面でも共通しているのが “清潔感” です。結婚式では上品さ、葬式では慎ましさ、といったように周りに与えるイメージを考えながらスーツを選ぶとよいでしょう。本来礼服とフォーマルスーツは別なのですが、最近では、「フォーマルスーツ=礼服」と考えてもいいでしょう。礼服は、正礼装、準礼装、略礼装に分類されます。また、昼・夜によって着る礼服が変わります。そして夜会での礼服は夜会服とも呼ばれます。


< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-
1. フォーマルスーツとは
1-1. 【1】タキシード-Tuxedo
1-2. 【2】モーニングコート-Morning Cort
2. フォーマルスーツの選び方3つのポイント
2-1. 5年以上着るものと考えタイトすぎないスーツを選ぶ
2-2. シンプルなデザインを選ぶ
2-3. 初めて買うならオールシーズン用を選ぶ
3. フォーマルスーツの着こなしスナップ
フォーマルスーツとは
【1】タキシード-Tuxedo
まずはじめに、フォーマルスーツとは「格式の高い場で着る、きちんとしたスーツ」授賞式や冠婚葬祭などの改まった席で着用する礼服のスーツ。

◆タキシードとは◆
古いルールによれば夜の準礼装とされているが、近年は正礼装もタキシードが一般的になってきています。結婚式などでも夜の正装はタキシードで問題はありません。また現在では、夜のみの礼装ではなく、昼からの着用も可能になってきています。タキシードのことを、「ブラックタイ」と言う。タキシードはアメリカの呼び方で、イギリスではディナージャケットと呼ばれています。
◆タキシードのシーン◆
・結婚式や披露宴の新郎:新郎新婦のお父様・主賓
・夕方から開催される各種パーティーに出席される方
・「ブラックタイ」指定のパーティーに出席される方

◆スタンダードな着方◆
(結婚式などではシーンや列席者に合わせて変更はあります)
【ジャケット・パンツ】
結婚式で着用するのであればブラック、ネイビー、ホワイトがオススメ。もちろんこれ以外の色でタキシードを仕立てたり着ることができます。上記の3色よりは、カジュアルな印象になるので、シーンに合わせて色を選ぶようにしましょう。また、フォーマルのルールにおいてお尻は隠すべき部分とされているため、タキシードではお尻が隠れるくらいの着丈が正しい着こなしになります。パンツには、パンツ脇の縫い目に沿って側章が縫い付けられているものが多く、スタイルをキレイに魅せる効果があります。

【シャツ】
白のブロード生地が定番。襟の形は、主にウイングカラーと呼ばれる先端が少し折れた立ち襟のデザインが最もフォーマルで正装には相応しいとされています。イカ胸、プリーツ、ヒダ入りなど様々な名称で呼ばれるタキシードのシャツですが、実際に見える部分は胸元周りだけ。そこに、プリーツを入れることでドレッシーな雰囲気が出せます。

【タイ・ポケットチーフ】
シルクサテン素材を使用した黒の蝶ネクタイ。白のチーフをスリーピークにたたんで胸ポケットに挿す。

【2】モーニングコート-Morning Cort
◆モーニングコートとは◆
語源は「Good Morning(グッドモーニング)」。昼間に着用する正式な礼装のこと。フロックコートの前裾を乗馬用に切り落とし、後ろを長く斜めにカットしたモーニングカットが特徴的。朝の散歩服として作られました。原則的に夜間には着用しません。
◆モーニングコートのシーン◆
・結婚式、披露宴での新郎、両家のお父様
・格式の高い式典、パーティー、レセプションなどの主催者側の代表
・葬儀、告別式の喪主、親族

◆スタンダードな着方◆
【ジャケット・パンツ】
ウエストから裾にかけて斜めにカットされたピークトラベルの1つボタンジャケットに共生地のベストかグレーのベスト。グレーに黒の縞模様が入ったコールパンツ。

【シャツ】
白のブロード生地が定番。襟の形はタキシードと違い、ヒダのないプレーンなウイングカラー。
【タイ・ポケットチーフ】
シルバーやライトグレーに黒やグレーなどの縞が入ったレジメンタルタイ。リネン100%の白無地ポケットチーフをスリーピークスで挿す。

フォーマルスーツの中でも、特に細かくルールが定められているのがモーニングコートです。ルールさえきちんと守られているのであれば、ベストやシャツ、ネクタイ、チーフなどの小物を使って、さまざまなバリエーションを楽しむことができるのも、モーニングコートを着こなす醍醐味です。
フォーマルスーツの選び方3つのポイント
【1】5年以上着るものと考えタイトすぎないスーツを選ぶ
毎日のビジネススーツとは異なり、着用するシーンの限られるフォーマルスーツ。何を基準にして選べば良いか迷ってしまいますよね。場合によっては店員さんに言われるがままなんてことにも。それでは、何か勿体無い気持ちになりますよね。ここでは、フォーマルスーツを選ぶ際におぼえておきたい3つの要素をご紹介していきます。


【2】シンプルなデザインを選ぶ
デザインにこだわりすぎるのも注意が必要です。こちらも、流行りやトレンドを出来るだけ入れてみたい気持ちもあるかと思いますが、数年後も続いているか冷静に考えましょう。さりげない部分をこだわったり、小物をアクセントに使用する程度がオススメです。基本的には、シングルタイプのブラックスーツを購入すれば間違いありません。

【3】初めて買うならオールシーズン用を選ぶ
フォーマルスーツを何着も持っている方は、季節に合わせた素材のものを購入しても問題はありません。ただし、最初に買うフォーマルスーツは通年着れる“オールシーズンタイプ”のものを選びましょう。暑さや寒さに、ある程度対応できるオールシーズン用のフォーマルスーツを一着もっておくことで、どのような時期に着る機会が訪れても対応できます。

フォーマルスーツの着こなしスナップ
フォーマルスーツは、結婚式を例にしても、主催者側なのか・ゲストとして参列するかによって着こなし方が違ったきます。汎用性の高いブラック、華やかな印象になるネイビーのスーツをご紹介。是非、着こなしの参考にどうぞ。
◆ 結婚式シーン – ブラックスリーピーススーツ

◆ 結婚式シーン – ネイビースーツ


◆ 葬式 – シングルスーツ
葬式は、厳かな雰囲気の中行われるため控えめな着こなしをするのが鉄則。シングル・ダブルなどのタイプはどれでも問題はありませんが、基本的にブラックスーツを選択しましょう。インナーとして白シャツに黒無地のネクタイをつけます。靴は、金具や装飾が施されていない黒の革靴を選びましょう。

急な結婚式や葬式に備えて1着用意しておきましょう
ビジネススーツと礼服は別物で、ビジネスにはビジネススーツ、葬式には礼服が必要です。決して高価なものは必要ないので、急な結婚式や葬式に備えて1着用意しておきましょう。また黒に近い色のビジネススーツも、実は礼服と同じ略礼装として認められています。様々なフォーマルシーンで着まわせるので、お気に入りのものを手に入れたいおきたいですね。

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